和歌山大学観光学部3回生の室園彩巴です。
1、2回生のころはコロナの影響もあり、オンラインでの授業やフィールドワークができないなど思い描いていた大学生活とは違いました。
ようやくそのような状況から解放され授業や活動が活発になり、私は興味のあった英語学習・国際的な視点をメインに観光に関連する様々なコンテンツを国際交流やフィールドワークから学ぶことができました。
幅広い専門分野の教授が在籍する和歌山大学ですが、今回は
「移民研究 今に生きる 勇気をもらう」和歌山大学 研究者紹介 東 悦子 先生
の動画について紹介します!
東先生はなぜ移民研究に力を入れていらっしゃるのか。
ここで言う移民とは和歌山から明治のころ移民した人たちのことを指します。
今の残っている資料や人々の中に残っている記憶について掘り起こし、それをできれば次の世代に渡していけるように記録することが東先生の移民研究への想いです。
そのような想いを持ち、東先生が実際にオーストラリアへ訪問し調査を行った際に感じたことは何だったのでしょうか。
移民の方は初めに東先生に
「何日ここに滞在するの?」
と聞きました。
多忙な東先生が滞在できたのは2泊3日。
移民の方からは厳しい言葉がもれた。
こんなにも短い期間で何がわかるのか。
研究者たちは、調査をしには来るが継続性がない。
この移民の方の言葉に東先生は動かされました。
「移民を多く出した和歌山、和歌山大学の教授として、和歌山出身なのに親戚に話を聞く機会なかった。
移民をテーマに何か活動を続けていくことが私の示せることだと思い、細く長く続けてきた」と東先生は述べています。
今日でも日本で外国人労働者の姿をよく見かけます。彼らがどのような思いで過ごしているのか、私たちはどのような姿勢でいるべきなのか、移民の歴史を知ることで気づくものがあると東先生は述べています。
また、大学生活の過ごし方について迷いが生じたり、悩んだりしている方はいらっしゃいませんか。
東先生は自身の経験をもとに素敵なアドバイスをしてくださっています。
私自身、和歌山の移民については少し講義で触れたことがある程度で詳しくは学んでいませんでした。
しかし、東先生の研究に対する姿勢や、その研究を現代にどうつなげていけるのかということを学ぶことができて移民研究に対する見方が変わりました。
研究者たちがどのような思いで研究しているのかを知ることができる動画となっています。
次回は12月の放送を予定しています。
引き続き和歌山の魅力を発信できるようなコンテンツを発信していきますので、お楽しみに〜!
執筆者プロフィール
室園彩巴
研究室9期生
2003年1月16日生まれ。鹿児島県霧島市出身。
趣味はアウトドアと旅行。自然を感じることが好きで、よく散歩をしたり、登山をしたりしている。旅行では、予定を詰めすぎずにまったりと訪問することを好む。
海外にも強く興味を持っており、国際的なプログラムの参加やワーホリなどを経験してきた。
研究テーマについては検討中であるが、海外/自然エリアにおける観光者の行動を紐付けたテーマを題材にしたいと考えている。
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