『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を語りたい

初めまして!今年から木川ゼミに所属することになった栩野竜基(とちの りゅうき)です!少しでも上手く自分の考えを発信できるようになるためにブログを書くことになりました。テーマは自由なので初めは自分の好きなものについて語ろうと思います!拙い文章ですが、読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!

さて、皆さんは日頃のフラストレーションをどのよう発散していますか?外に出かけたり1日中家でゆっくり過ごしたり、色々あると思います。ちなみに僕は自分の好きなことをしてストレスを発散しています。最近だと映画を見ることが多いです。ということで今回は僕が見た心温まる映画についてお話ししようと思います!

その映画のタイトルは『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』です!とても人気な映画なので見たことのある人も多いのではないでしょうか?私がこの映画を初めて見たのは2年前にヘアサロンでカラーをしている時でした。時間つぶしに何となくAmazon primeで見ていたのですが、映像の色合いや雰囲気が好み過ぎてすっかり見入ってしまいました。しかし、映画を見終わる前に施術が終わってしまい、家に急いで帰って続きを見た記憶があります(笑)。今日は、僕イチ押しのこの映画の個人的に好きなシーンやセリフを紹介したいと思います。

あらすじ紹介

早速語りたいところですがその前にまずはこの映画のあらすじを紹介します。主人公のティム・レイクはイギリスのコーンウォールに両親と妹、そして叔父と暮らしていました。21歳を迎えたティムは父から自分にタイムトラベルの能力があることを告白されます。レイク家の男性は代々この能力を持っていて、自身の過去に戻ることができます。その後ティムはこの能力を使って人生をより良いものにしようと奔走するのです。ティムの恋愛模様や家族愛、友情といった様々な「愛」の描写がされており、そのすべての時間が愛おしいものだと気づかされます。

それではここから僕の個人的に好きなシーンやセリフを紹介していこうと思います。ここからはネタバレなので、映画をご覧になってから読むことをおすすめします!

1.「古くてダサい携帯が大切な宝物になった
これはメアリーと初めて会った夜、彼女に一目惚れしたティムが連絡先を聞き出したときのセリフです。彼女の携帯番号の入った自分の携帯を「宝物」と言うとても微笑ましいシーンです。

2.ティムとメアリーが同じ駅を何度も利用するシーン
ティムは一度メアリーの携帯番号を手に入れたにもかかわらず、とある事情でタイムトラベルをして、メアリーとの出会い自体が無かったことになってしまいます。そこからもう一度メアリーに出会うために奮闘し、ようやく交際に至るのですが、ここでは二人で出勤したり、仮装をしたり、フォーマルな服装で出かけていく描写が見られます。このことから二人は同棲していることが分かります。カップルなら自然なことかもしれませんが二人がいつも一緒にいることが分かるので好きなシーンの一つです。

3.結婚式
式場ではティムの父が好きなイル・モンドが流れており、親子で小躍りするのが微笑ましいです。式の日は嵐で外でのパーティーは台無しになるのですが、それでもティムとメアリーは笑顔です。やはり自分たちの式なので自分たちが楽しめるのが1番ですよね。また、ティムの父のスピーチも最高で、「私は人生において誇れるものは多くないが、心から誇れるのは彼の父親であることだ」というセリフにとても感動しました。

4.「タイムトラベルを使って幸せに過ごすための秘訣その二は、毎日を同じようにもう一回繰り返すこと。一回目は気づけなかったことも二回目なら気づくことができる。」
その後ティムとメアリーの間には二人の子供が産まれ、幸せな毎日を過ごします。ですがある日、ティムの父はがんで余命宣告を受けます。それを知ったティムは父に会いに行き、そこで父からアドバイスをもらいます。「タイムトラベルを使って幸せに過ごすための秘訣その二は、毎日を同じようにもう一回繰り返すこと。一回目は気づけなかったことも二回目なら気づくことができる」、ティムはこれを実行して一回目では煩わしかった一日も、余裕をもつことでその日の過ごし方が変わりました。その証拠に一回目の日はメアリーに「疲れた」と一言だけ言って眠りますが二回目の日は「いい日だった」と言って二人は笑顔になります。このシーンで僕は、いつも通りの一日でも少し見方をかえるだけで小さな幸せを感じることができると知りました。

5.最後の卓球
そしてティムの父の葬式の日になります。葬式の後、ティムとメアリーは三人目の子を作ることにします。三人目の子を作るということはタイムトラベルをして亡くなった父と会うことができなくなることを意味します。子どもが産まれる前に、ティムはタイムトラベルをして父と最後の卓球をします。父が勝利しティムに冗談っぽく賞品を求めるのですが、ティムが真剣な顔で「キスはどう?」と尋ねることで父はこれが最後の卓球だと気づきます。ティムは父の頬にキスをし、もう戻ってくることはできないと父に告げます。恐らくティムは父との卓球が大好きで、父と最後に会う時は卓球をしようと決めていたのだと思います。皆さんにも家族との思い出深い遊びがありませんか?僕は父親との腕相撲が好きでした。父は土木の仕事をしているので手や腕がごつくて、僕が高校生の時ですら1度も勝ったことがありませんでした。すごく悔しかったのを今でも覚えています(笑)

6.海辺の散歩
父は最後に二人で昔のように浜辺で散歩をしたいと言い、二人はティムの幼い頃にタイムトラベルします。そこで昔のように二人で最後の時間を過ごします。浜辺から帰る時、二人は手をつないで家へと戻るのですが僕はこのシーンで涙が止まりませんでした。本当に幼かった頃は手を繋いで歩くのが普通でしたが、この時は二人ともこれが最後と分かっているうえで手を繋いでいます。このシーンは見ていて本当に切なかったです。

7.「もう過去には戻っていない。昨日にさえも。ありふれた今日が人生最後の日だと思って、まるでその日をやり直した時のように楽しんでいる。」
そして現在に戻り、ティムは「もう過去には戻っていない。昨日にさえも。ありふれた今日が人生最後の日だと思って、まるでその日をやり直した時のように楽しんでいる」と話します。このセリフには「一度きりの人生をどのように過ごすかは全て自分次第で、毎日を全力で生きよう」というメッセージが込められているように感じます。

さいごに
この映画は毎日の過ごし方について考えさせられます。僕たちの過ごす毎日は2度と戻ること無く流れていきます。だからこそ、気持ちがいっぱいいっぱいで余裕がなくなったり、周りが見えなくなります。そして1日の終わりには、もっとこうしておけば良かったと後悔するのです。正直、生きていく中で後悔をせずに1日を終えることは難しいです。でも後悔を減らすことはできるはずです。そのための方法が「まるでその日をやり直したかのように楽しむ」ことです。僕たちが過去に戻ることはできませんが、今を大切に生きることはできます。自分にとって、周りの人たちにとって、どのように過ごすのが幸せか、まさに「愛おしい時間」について考えさせられる、タイトル通りの映画でした。

 

 

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