全国どの大学教員も、今はてんやわんやなことだと思います。遠隔授業、オンライン授業。今までとは違う授業の形式のために、新しくいっぱい映像を作ったり、音声入りのパワーポイントをつくったりと大変なことと思います。お疲れ様です。Facebookにも今回の遠隔授業、オンライン授業をどうやって乗り越えるのか、そのために知恵を出し合うグループが立ち上がり、二万人近い登録者数がいたりします。技術情報の提供だけではなく、みなさんが励まし合っているそのいう状況です。

和歌山大学もかなり早い目からオンライン講義の準備は始まっており、国立大学としては5月7日からの授業開始は早い方だったのではないかと思います。大学での推奨形式はオンデマンド型と事前に決められていたので、多くの先生方の準備は順調に見えます。その授業の模様はNHKで全国ニュースとなったそうです。

和歌山大 オンラインで授業開始
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200507/2000029417.html

また、オンデマンド型は推奨形式であって、教員には今のところ独自に”尖った”授業のやり方も進める裁量も与えられています。学生に許されるデータ量、wifi環境、それらを考慮しながら、どんな授業が一番いいのか、みんな試行錯誤をしています。これからどんな授業がうまくいったとか、そういう情報が出てくるのではないかと思っています。

木川の方もどういう授業のやり方がいいのか、この一ヶ月悩んできました。三月にはその練習も兼ねて、何度かYoutube Live配信もしてみたりしました。そしてやはり思います。この流れは不可逆的なものであろうと。対面授業にいつかは戻ります。でもその時の対面授業は、それまでの対面授業とは異なったものになっています。

あまり前置が長くなってもダメなんで、木川がどのように進めようとしているか、述べたいと思います。木川研究室自体が、映画を撮ったり、映像を上映するイベントを開催してきたので、機材には恵まれています。

まずはカメラ。Blackmagicのカメラが大好きです。

Blackmagic、Voigtländer とカメラとレンズの揃えると安定した色味と光で映像が撮れます。また動画フォーマットも扱いやすいので編集は楽です(といっても後述しますが、ミキサーで一発撮りをするので編集はしませんが)。

そして映像イベントを開催しててよかったのがストリーミングミキサー(Roland VR-1HD)を導入していたことです。日本国際観光映像祭を急遽、配信することになった時にも救世主となりました。

この機材は一人で音楽の演奏などをストリーミングするために設計されているので、オンライン授業には最適です。

この機材には3本のHDMIケーブルを繋げることができます。私の場合はカメラ2台とMac一台を繋げています。2台のカメラで自分を撮って、Macからパワーポイントや映像を学生に見せます。その映像自体はもう一度Macに返してそこからYoutube LiveやZoomなどで配信することができます。ただ、このミキサーは14万円ほどしてしまいます。もう少し安いものでもできるか、これから実験していこうと思います。

この形ですぐに同時双方向型の授業は行えます。Youtube Liveで配信したものはそのままYoutubeに保存されるので、学生たちの復習にも便利です。ただ、ストリーミングの場合は映像の質が落ちるので、事前に映像を用意しておくのも一つの手です。この場合にもドキュメンタリーと映画を製作につかってきた機材が役立ちます。

これはAtomosのNinjaという製品なのですが、これは配信する映像のモニターになると同時に録画もかなりの質でできます。ミキサーでスイッチングした映像をNinjaで録画すると、あとは映像の変換さえすればすぐに動画配信サイトにアップできます。どんな感じになるのか、授業前説明として受講者に向けて用意した映像をちょっとだけお見せします。

このように授業をすると、対面授業でプロジェクターに投影するよりも高い輝度で見ることができます。また、youtube限定などにあげておくと巻き戻したりもできます。学外サーバーにあげる場合は、著作権のグレーゾーンに引っかかる可能性もありますが、私の場合、授業につかう素材はそれなりに自分でつくってたりするので、なんとかなったりします。ただ、このような授業で学生たちはどう学んでくれるのか。それもこれからは検証が必要で、良い形を探していかなければなりません。

 

あと、それ以外に実は工夫してきたこともあります。授業がオンラインになる以上は、自分が発信するコンテンツをもっと公開していくということです。ほぼ1年間ほったらかしていた、木川研究室のホームページも更新して、ブログを綴っているのもその一つです。学生たちに、ブログのここに書いているから読んでみて、という教育方法も重要になってくるのではないでしょうか。

というわけで、ブログもがんばっていきます。あとはSNSやブログで学生たちとの交流が生まれるようになってきたら、いい方向に行くのではと思っています。

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