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【海防艦艦長と少年の物語】 週刊木川ちゃんねる #9

和歌山県由良町。
今も造船の町として知られるこの町には第二次世界大戦中、海軍の基地があり、海防艦三〇号が配置されていました。
戦争末期、その町に住んでいた少年。 彼はある日、母親が泣き崩れる瞬間を見ました。
父親の戦死の知らせでした。
それからも気丈に振る舞い、無邪気に海で遊ぶ少年。
ある日、港に浮かぶ海防艦の艦長が少年を誘います。 艦長の優しさに触れる少年。
父を戦争で亡くした少年はこの海防艦の艦長と刹那的ではあれ、心を通わしていました。

1945年7月28日に由良港に空襲。
その空襲の直前まで、少年は艦長と話をしていました。
海防艦は沈没して、艦長含めて多くの方が戦死。
少年だったその方は、当時を思い出しながら、 海防艦の慰霊碑を毎日清掃されていました。

2018年に聞いたこの話。 朝日新聞和歌山版のウラマチぶらりに掲載しました。
2年以上経って、その方に会いたくて、由良の町を再び訪れました。

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